文化の検索結果 23 件

音楽論

古代ギリシャの神話と政治・文化<時代背景>ー古代ギリシャ人にとっての音楽とは

今日は、古代ギリシャの時代背景について 探究してみたいと思う。 このシリーズで探究したいことは、 光の天使としての音楽家の生涯、 創作物としての楽曲、 そしてその音楽がもたらした影響力である。 その意味では、音楽というものを語るうえで、 その音楽の楽曲のみを聴いて語ることは、 その音楽を味わうための半分ほどしか 本当は味わっていないのではないだろうか、 という思いが湧き上がってくる。 例えば、アメリカの戦後、 ベトナム戦争が行われていた時期だからこそ ヒッピーカルチャーや反戦ソングが生まれたように、 音楽 ...

ジャーナリズム

文化芸術創造都市構想と日本のブランド価値の最大化ー世界中の芸術家やアーティストが集う都市

今日は、文化経済戦略について探究してみたいと思う。   日本のブランド価値の最大化について   先日、とある学会で内閣参事官の方の 「文化経済戦略」についての講話を 聴く機会に恵まれた。   この日参加するまでよく知らなかったのだが、 2017年12月27日に内閣官房および文化庁が発表した、 クールジャパン戦略のアップデートにあたる 文化戦略で、各省庁の連携による特別チームにより 策定された戦略ということだった。   以下に全体像のPDFをご覧いただきたい。 文化経 ...

芸術論

芸術文化の理念についてー「真・善・美」に関わり普遍なるものの影を宿しているか

今日は、芸術文化の理念について 探究してみたいと思います。   2017年11月末に、大川隆法総裁より 「芸能と仏法真理」という ご法話が説かれました。 (『仏法真理が拓く芸能新時代』第一章所収) これは、真・善・美に基づく 「芸能・文化事業」の基本的理念が 説かれたという意味で、 新しい芸術文化の経営理念にも相当する 本当に重要な御法話です。   これから創っていく 新しい芸術文化の源流にあたる 基本的理念、経営理念として、 この考えを基にした芸術文化が 今後花開いていくのだと思うと ...

マインドセット

何が新時代の局面を開くのかー成功者を祝福し次々と仲間を引き上げる文化創り

今日は、個の時代に必要な考え方について 考えてみたいと思います。 占星学的には、2020年12月22日より 「風の時代」に変わったといわれています。 「風の時代」は“目に見えないモノ”に価値をおくという時代だそうです。 優れたる個の時代の到来   ピカソ霊示集には次のように説かれています。 『 私は「多数決の時代はもう終わった」と思います。 多数決の時代は終わって、やはり、 優れたる個の時代です。 優れたる個性の時代です。 優れたる個性が、 おそらく時代をリードしていくであろう。 私はそう感じま ...

作曲家

ブルックナー【交響曲第4番ロマンティック】にみる飽くなき探究心と完璧主義

2024年は、アントン・ブルックナー 生誕200年の記念すべき年である。 今回は、交響曲と宗教音楽の 大家として知られるブルックナーの 生涯について触れてみよう。 ブルックナーの少年期とカッティンガーとの出会い 1824年9月4日、リンツ近郊の村アンスフェルデンに生まれた。 父は同名のアントン・ブルックナーで 小学校の教師、オルガニストであった。 母は地主の娘テレジアで、11人兄弟の長男として 生まれたが、そのうち6人は夭折し、 幼心に死というものを深く心に刻んだのである。 「トーネル」と呼ばれたブルック ...

ワーグナー

作曲家

ワーグナーの掲げた「総合芸術論」と楽劇(オペラ)の理想ー世界を救う「革命」

今日はリヒャルト・ワーグナーの 総合芸術論について探究してみたい。   ワーグナーといえば 19世紀ロマン派オペラの頂点であり、 英雄的なゲルマン神話をモチーフにした楽曲の 壮大さに聴き惚れる方も多いだろう。 ワーグナーの人生も壮絶な人生であり、 自身のオペラを自分の 想定通りに演奏するために、 当時の王の支援を得て バイロイト祝祭のオペラ劇場を 建設してしまったり、 オペラの台本もすべて ワーグナー自身が書いていた ということからも音楽に限定しない 才能が伺える。   また、2度の結 ...

作曲家

シューマンの生涯と詩人の恋「美しい五月に」ークララとのロマンスと結婚への苦難

今日は、シューマンについて探究してみたい。   ローベルト・シューマンは ベートーヴェン亡き後、 19世紀の音楽文化を推し進めるために 尽力した音楽家である。 新しい詩的音楽の時代を理念に掲げ、 作曲活動、そして評論活動を 通して音楽のなかにある真理を探究し、 音楽を単なる楽しみや娯楽でなく 芸術理念のもとに創作した 先駆者のひとりであると言ってよい。   シューマンの生涯(前半生)   1810年6月8日、 プロイセン王国のツヴィッカウで 父アウグスト・シューマンと 母ヨハ ...

作曲家

ブラームスの性格と音楽における霊感ー内なる神性の輝き(本人が語ったインタビュー)

今日はブラームスの性格と音楽における 霊感を探究してみたい。   J.S.バッハ、ベートーヴェンと並んで ドイツ音楽における三大Bとも称される ヨハネス・ブラームス。 1833年5月7日にハンブルグに生まれたが、 19世紀の音楽史において シューマンやクララ、ワーグナーなど 他の音楽家との関わり合いから、 後世への影響につながっていく様は 非常に興味深く、 また音楽史上でも系譜を継ぎつつ 高みを作った一人であると感じる。   以前書いたシューマンの記事でも紹介したが、 楽曲を発表せず実 ...

作曲家

メンデルスゾーンによるバッハ《マタイ受難曲》復活上演の音楽史的影響

今日は、フェリックス・メンデルスゾーンに ついて探究したいと思う。   メンデルスゾーンの生涯と多面的才能 フェリックス・メンデルスゾーン (1809年 - 1847年)は、 北ドイツの港町である ハンブルクで、 銀行家アブラハム・メンデルスゾーン の長男として生まれた。 その幼少時は、裕福で愛情と教育の行き届いた 家庭に育ったようだ。 メンデルスゾーンはその短き生涯を 通して、音楽家としては珍しきまでに 幸福であった。 一八〇九年二月三日ハンブルクの 富裕なる銀行家 アブラハム・メンデルスゾー ...

音楽論

ピタゴラスの音律と天球の音楽「宇宙を貫くハーモニー」ー音を調和させる数の法則

今日は、ピタゴラスの音楽について 探究してみたいと思う。 ピタゴラスの定理という 数学の法則(直角三角形の3辺の長さの関係)で 現代でも馴染みがあるが、大抵の方は 数学者ピタゴラスとしてしか 記憶されていないのではないかと思う。 今回は、数学者としての側面以外の 哲学や、音楽にまつわる ピタゴラスの一面を探究してみたい。   ”天球の音楽”を説いたピタゴラスの宗教観、世界観   ピタゴラスは、紀元前582年―496年の人で、 古代ギリシャでイタリアのクロトンで 秘密主義の教団を創設した ...

作曲家

ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの音楽と天啓ー讃美歌の合唱は心の浄化をもたらす

今日は、ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの 音楽について探究してみたい。   ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの天啓の音楽   西洋音楽史を真・善・美の視点で探究していく なかで、ギリシャ音楽の隆盛の後、 注目すべきは初期キリスト教の聖歌統一を 掲げたグレコリウス1世(在590~604) にちなんで名づけられた 「グレコリオ聖歌」が有名であるが、 その「グレコリオ聖歌」の普及に 力を尽くしたのがフランク王国のカール大帝 (シャルルマーニュ国王)と言われている。   文化の異なる広 ...

芸術論

芸術の感動の源にあるものとはー芸術の究極にあるもの【この世ならざるものを見抜いていく力】

今日は「芸術の感動の源にあるものとは」について 探究してみたいと思います。   芸術の感動の源にあるものは神の光 月刊誌「are you happy?」2013年10月号は芸術特集。 そのなかで、 次のように書かれています。 「人に感動を与える芸術のもとと なっているものは、 意外にも、私は宗教だと思います。 (中略)美しい言葉が永遠に遺っている ところがあるので、宗教というのは、 芸術に極めて近いところにある ものではないか と感じている次第です。」 「芸術というのは宗教に 極めて近いもので、実は、 神 ...

映画・ドラマ

スタン・リーの名言と真のヒーローの条件ーモットーはエクセルシオール(Excelsior)

皆様、こんにちは。 今日は、マーベル・コミックスの顔であり 数多くのヒーローを生み出した、スタン・リーについて 探究してみたいと思います。   スタン・リーの名言と伝記にみるヒーロー誕生秘話   最近、Wiredにスタン・リーの 興味深い記事が載っていました。 引用:「Stan Lee 英雄の革新―こうして、誰もがヒーローとなった」   私は、スタン・リーの経歴については よく知りませんでしたが、 どのようにして数多くのヒーローを生み出したのかには とても興味がありました。 ...

音楽論

プラトンと音楽の名言<理想の教育>ー音楽と体育による魂の教育哲学

今日は、古代ギリシャの哲学者、 プラトンと音楽について探究してみたいと思う。   私は、古代ギリシャの中でも 哲学者プラトンの時代に 非常に思い入れがある。 私塾の学園アカデメイアを開校したのが プラトンでもあるのだが、 この古代の理想の学園に、 ロマンと郷愁を感じるのは 私だけではないだろう。   ソクラテスの弟子プラトンは、 ソクラテスに10年程度師事し、 28歳の頃ソクラテスが毒杯を仰いで 刑死した。 30代では、アカデメイア設立の同志を 集めつつ、初期の対話篇を編纂していた。 ...

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未来ビジョン・提言

H・G・ウェルズの予言『世界はこうなる』を紐解くー”日本にアーモンドの花が咲く”真の意味とは

今日は、H・G・ウェルズの未来予言 について探究してみたい。   H・G・ウェルズの予言『世界はこうなる』で新型コロナ的中   H・G・ウェルズは『タイムマシン』や 『宇宙戦争』などを書いたSF作家として 有名だが、SFのなかに未来社会を見通した テクノロジーや社会を描き、預言者的な資質も あると言われる方である。 そのH・G・ウェルズが 1933年に予言書的に書いた 『世界はこうなる』という本には、 2106年までの未来が描かれている。 この本のなかで、 1933年(昭和8年)に 「 ...

音楽論

天国的音楽論の試みー音楽家の時代背景と信仰観・影響力と神のマネジメントの探究

今日は、音楽家の仕事について探究してみたい。   現在、音楽はさまざまなジャンルの音楽が創られ、 世界中の多くの人々が音楽を聴き、 常に自分の身近に音楽はあり、 自分の好きな音楽家の音楽を楽しむ時代になった。   そしてこれは何時の時代も、 音楽は人々のそばにあり、 古代では神を讃える神楽や舞踏として、 中世では神の世界を表現する聖歌として、 近代ではオーケストラやオペラとして、 音楽というものに触れない時代は あまりなかったのではなかろうか。   数学と音楽は、宇宙の共通言 ...

未来ビジョン・提言

AI社会・デジタルネイチャーと信仰の未来ー「モチベーション」と「アート的な衝動」の格差について

今日は、落合陽一氏の『デジタルネイチャー』 第1章から、未来社会について考えてみたいと思う。   はじめに私のスタンスについて述べておくと、 落合陽一氏はある種の天才であり日本の 未来社会のビジョンを示しているという点で 凄い方だと思うが、あの世を信じ、 神を信じる信仰者の私としては、 人間機械論的な考え方については ある種の危機感を抱かざるを得ない。   神や心の存在を信じる人と、 感情は頭脳の作用とする人との考え方の差には 大きな隔たりがあることは事実である。   しかし ...

音楽論

音楽の秘密と魂の言語についてー音楽は人と人を結び人と神をも結ぶ魂の言語

今日は、音楽の秘密について 探究してみたいと思います。   新時代の音楽とは   2018年1月に発刊された 『仏法真理が拓く芸能新時代』には、 大事な点について 次のように説かれています。   やはり、 「普遍的なものの影を宿している かどうか」が極めて重要になります。 言葉を換えて言えば、 「芸術、芸能においては、 千年前も二千年前も三千年前にも 必要とされていたものが、 実は、現代においても 必要とされている。 かつてとは人々の生活は変わり、 風習は変わり、 文化は変わ ...

芸術論

神の芸術と個性についてー自分の一番優れたるものを使って神の宇宙芸術を手伝う

今日は、神の芸術と個性について、 探究してみたいと思います。   自分の一番優れたるものを使って神の宇宙芸術を手伝う   ゴッホの霊言では、次のように説かれています。 「あなた方の真理だとか、 道徳だとかいうもののなかには、 人との協調を大事にするような 気持ちもあるだろうと思うけれども、 そうしたものに対する 妥協を許さない情熱、 こういうもののなかにも、 やはり真理はあると思うんですね。 この辺を間違えてはいけない。 結局、人間というものは、 自分のなかでいちばん光っているものを ...

芸術論

新時代に求められる芸術の方向性についてー真・善・美の価値観に基づいた霊的世界観を表現する

今日は、新時代に求められる 芸術の方向性について 探究してみたいと思います。   新時代は総合的な霊文化の時代になる   ピカソ霊示集によれば、 「新時代は総合的な霊文化の時代になる」 と説かれています。 また、その一端を担うものとしての芸術、 絵画や詩や文学などが重要であり、 その方向性は 「人間の心にプラスする、 この方向性がなければ、 もはや芸術としての存在基盤がありえない」 時代となる、 言い換えれば なんらかの悟りのよすががなければ 芸術として成り立たない時代となる というこ ...