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音楽の秘密と魂の言語についてー音楽は人と人を結び人と神をも結ぶ魂の言語

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今日は、音楽の秘密について

探究してみたいと思います。

 

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新時代の音楽とは

 

2018年1月に発刊された

『仏法真理が拓く芸能新時代』には、

大事な点について

次のように説かれています。

 

やはり、

「普遍的なものの影を宿している

かどうか」が極めて重要になります。

言葉を換えて言えば、

「芸術、芸能においては、

千年前も二千年前も三千年前にも

必要とされていたものが、

実は、現代においても

必要とされている。

かつてとは人々の生活は変わり、

風習は変わり、

文化は変わっているけれども、

そのなかに、変わらない

永遠の真理があるのだ」

ということです。

引用:『仏法真理が拓く芸能新時代』

 

芸術作品としては、

「普遍的なものの影を宿しているかどうか」が

極めて重要

と説かれています。

 

私たち人間は幾転生、

いろんな時代や地域に生まれ変わっていますが、

過去に生きた時代に必要とされたものが、

現在においても必要とされるような

変わらない永遠の真理、

普遍的なものの影を宿しているかということ。

 

これは、人間には仏性すなわち仏の性質が宿っており、

美しいと思うのは、教えられて思うものではない、

先天的なものなんだという

プラトンのいう想起説にも

通じるのではないでしょうか。

 

生まれる前の天上界における美のイデアを思い出して

「美しい」と感じている、その普遍的な美を

宿しているかどうか、ということかもしれません。

 

では、新時代の音楽とは、

どのようなものでしょうか。

 

ベートーベンの霊言には、次のように説かれています。

 

私たちは、調べというものを通して、

神の世界を表現しようと

しているのであります。

引用:『大川隆法霊言全集』第39巻/ベートーベンの霊言

ほんとうの音楽というものは、

人の心に喜びを与えるものです。

幸福感を与えるものです。

神秘的な情感を与えるものであります。

引用:『大川隆法霊言全集』第39巻/ベートーベンの霊言

音楽家は、調べというものを通して、

神の世界を表現しようとしている。

ほんとうの音楽は、

人の心に喜び、幸福感、神秘的な情感を与える。

 

新時代の音楽とは、

天上界の波動を調べとして表現することを目指し、

人の心に喜びや幸福感、神秘的な情感を与えるもの

かもしれません。

 

また、音楽の可能性について、

三木監督守護霊は次のように語っています。

 

確かに音楽も、

“普遍性のある言語”だからね。

日本語でなくても通じる。

そのリズムとかだけで、世界の人に

通じるようなものもあるからね。

まあ、それを忘れちゃ

いけないんだとは思うけども。

でも、映像と音楽がマッチしたときの

美しさは、何とも言えないよなあ。

引用:『青春への扉を開けよ 三木孝浩監督の青春魔術に迫る』

 

音楽は、”普遍性のある言語”であり、

日本語という言葉の壁を越え、

世界の人々に通じる。

映像と音楽がマッチしたときに

美しい作品ができるということ。

 

そして、マイケル・ジャクソンの守護霊霊言では

このように説かれています。

これから宇宙時代が来る!

でも、人々は、

宇宙人と会話ができないよね。

だから、音楽がとても重要なんだ。

音楽が、宇宙人と地球人の心を

結びつけるんだ。

音楽がとても大事だ。

宇宙人は、音楽を理解し、

味わうことができると思うんだ。

そう思うし、そう願うね。

引用:『マイケル・イズ・ヒア!』

宇宙時代には、

音楽がとても重要であり、

音楽が宇宙人と地球人の心を

結びつける、

そのような未来まで語られていました。

 

 

音楽の秘密と魂の言語

 

では、音楽史的には、音楽はどのような可能性を

秘めているのでしょうか。

 

ここ最近音楽について探究していますが、

その中で調べた文献では、

古代ギリシャにおける音楽について

次のような考え方がありました。

 

〇古代ギリシャにおける音楽

・「音楽」という言葉は、

ラテン語の 音楽 musica、

さらにはギリシャ語の

ムシケーmousiikeに由来している。

・プラトンを初めとする

古代ギリシャ人は、

この「数の比」の関係にこそ「調和」

( ハルモニアharmonia :

「ハーモニー」の語源) の

秘密があると考えた。

・古代ギリシアにおいては、

ムーシケーは協和音程の

数的関係によって、

宇宙に内在する法則性や

人間の魂の本質と直接

結びついたものとして、

宇宙(マクロコスモス):

宇宙に内在する法則性と

人間(ミクロコスモス):

人間の魂の本質の構造が

同一であるということを

表すものと考えられた。

・ムーシケーの中に見い出される

調和(ハルモニア)が、

あらゆる秩序の原型とみなされ、

そこから、音楽を通して、

人間を教育することも、

また、世界に調和を与えることも

できると考えられた。

「音楽」とは、

「数の比」の関係による

「調和」(ハルモニア)の学問であり、

大宇宙の法則(マクロコスモス)と

人間(ミクロコスモス)が同一の構造をしており、

その秘密を解き明かすものであったわけです。

 

言い換えれば、大宇宙の理法を

「調和」という観点から探究したのが、

「音楽」であったのです。

 

現代では、音楽は多様なジャンルがあって

聴いて楽しむものというイメージですが、

「音」というものは、もっともっと

深い可能性を秘めているものではないでしょうか。

数学者・岡潔の霊言では、次のように説かれています。

 

〇宇宙の共通言語は「数学」と「音楽」

・岡潔 いや、宇宙では、共通言語は

「数学」と「音楽」ぐらい

しかないからね。

うーん。あとはない。

(『数学者・岡潔 日本人へのメッセージ』)

 

思えば、言語が違う民族でも、

「音楽」はその曲の曲調やメロディーから、

伝わってくるものがあります。

 

〇音楽は魂の言語

「洋の東西を問わず、どこの国でも音楽

の神聖さを否定することはできません。

まず第一に、音楽は魂の言語です。

だから国や種族を異にする者を

結びつけるのに、

音楽にまさる手段はありません。

音楽は人と人だけではなく、

人と神をも結ぶのですから。」(P.47)

(『音の神秘』ハズラト・イナーヤト・ハーン著 (スーフィズムと音楽))

 

音楽は人と人を結び付け、

人と神をも結ぶ魂の言語と説かれているように、

これからの宇宙時代においては、

言語が通じない者同士が

理解し合うための魂の言語として、

「音楽」というものの本質の研究も、

重要になってくるのではないでしょうか。

 

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ハーモニーと人間関係

 

音楽と数学・・

例えば黄金比など、

人間が美しいと感じる数の比率もありますが、

「調和」する比率や音の和音は、

魂の言語としてどのように伝わるのでしょうか?

 

これが分かれば、宇宙人とも

会話ができるのかもしれません。

この音楽の調和の法則は、

人間関係にも応用できるものであると

書かれている文献もあります。

 

〇ハーモニーと人間関係

「時に仲の悪い二人がいても、

そこに第三者が入るとみなが

一つになることがあります。

それが音楽の本質ではないでしょうか。

音楽のハーモニーをもっと深く研究し、

どのように人々は仲良くなったり

悪くなったりするのか、

また嫌悪や魅力を感じるのかといった

人間の本性を研究するなら、

それが音楽そのものであることが

もっとよく分かるでしょう。」(P.33 )

(『音の神秘』ハズラト・イナーヤト・ハーン著 (スーフィズムと音楽))

 

例えば、この話を想像してみるとこのようになります。

ドの音を持つ人とシの音を持つ人が2人いたら、

不協和音で仲が悪い状態となります。

 

そこにソの音を持つ人を加えるとどうでしょうか。

 

ソとミの音を持つ人と2人加えると、

C△7のセブンスコードのような調和した関係

になります。

 

このように、人間関係や自然界を統べる法則、

大宇宙の理法が調和の法則に則って

統べられているとしたなら、

「音楽」における調和の法則を

もっと解明していくことで、

無限の可能性が拓かれていくのではないでしょうか?

 

音楽家からみた霊性の獲得について、

スーフィズムでは次のように説かれています。

「霊性を獲得するとは、全宇宙が一つの

交響曲だとはっきり理解することです。

その中では、個々人が一つの音となり、

その人の幸せは宇宙のハーモニーと

完全に同調することにあるのです。」

(P.120)

(『音の神秘』ハズラト・イナーヤト・ハーン著 (スーフィズムと音楽))

 

大宇宙のハーモニーと調和して生きることこそ、

霊性の獲得であり、人間の幸福であるということ。

 

音楽が緑(調和・自然)の光線のもとにあることを

改めて気づかされます。

 

霊的な視点から音楽の可能性を探究していくと、

新しい時代の音楽が見えてくるのではないでしょうか。

 

新時代の音楽を志す方々が数多く出てくることを

心から願っています。

 

 

※本記事は、2018年3月5日に旧サイトに投稿した内容を修正・加筆したものです。

 

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  • この記事を書いた人

ありおん

Aoide Production代表。”文化の創りかた”ブログ管理人。 Vyond、Premiere proで動画制作|HP制作|楽曲制作|ブログ|新しい文化をカタチに!仕事依頼はAoideProductionホームページをご覧ください。

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