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ありおん
Aoide Production代表。”文化の創りかた”ブログ管理人。 Vyond、Premiere proで動画制作|HP制作|楽曲制作|ブログ|新しい文化をカタチに!仕事依頼はAoideProductionホームページをご覧ください。
今日は、フェリックス・メンデルスゾーンに ついて探究したいと思う。 メンデルスゾーンの生涯と多面的才能 フェリックス・メンデルスゾーン (1809年 - 1847年)は、 北ドイツの港町である ハンブルクで、 銀行家アブラハム・メンデルスゾーン の長男として生まれた。 その幼少時は、裕福で愛情と教育の行き届いた 家庭に育ったようだ。 メンデルスゾーンはその短き生涯を 通して、音楽家としては珍しきまでに 幸福であった。 一八〇九年二月三日ハンブルクの 富裕なる銀行家 アブラハム・メンデルスゾー ...
今日は、フランツ・シューベルトの歌曲 について探究してみたい。 シューベルトのあだ名と性格 フランツ・ペーター・シューベルト (1797年~1828年)は、 ウィーン郊外のリヒテンタールに、 教区の教師である父フランツ・テオドールと 料理人だった母エリーザベト・フィッツの 第12子として生まれた。 シューベルトの幼少時のあだ名は フランツルと呼ばれ、 内気で内省的な子供であった。 シューベルトは小さい頃、父テオドールから 音楽の手ほどきを受け、 家族で器楽を演奏するのが 楽しみ ...
今日は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンと 二人の天才、 モーツァルトとベートーヴェン について探究してみたい。 パパ・ハイドンの人生と性格 フランツ・ヨーゼフ・ハイドンは 1732年3月31日、オーストリアの ローラウという村で生まれた。 父マティアスは車大工で、 母マリアは料理女という家で、 第二子(長男)として、 愛称はゼッパールと呼ばれていた。 一日の仕事が終わると、ハイドン一家は 集まって父マティアス自慢の ハープを奏でながら、 民謡などを合唱するのが習慣だったという。 ハイドン家の子 ...
今日は、ピタゴラスの音楽について 探究してみたいと思う。 ピタゴラスの定理という 数学の法則(直角三角形の3辺の長さの関係)で 現代でも馴染みがあるが、大抵の方は 数学者ピタゴラスとしてしか 記憶されていないのではないかと思う。 今回は、数学者としての側面以外の 哲学や、音楽にまつわる ピタゴラスの一面を探究してみたい。 ”天球の音楽”を説いたピタゴラスの宗教観、世界観 ピタゴラスは、紀元前582年―496年の人で、 古代ギリシャでイタリアのクロトンで 秘密主義の教団を創設した ...
今日は、映画「海獣の子供」と ギリシャ神話のアリオンと イルカを題材に、 海の哺乳類の歌声を 探究してみたいと思う。 映画「海獣の子供」にみる世界観 みなさんは、もう「海獣の子供」 というアニメは観られただろうか。 私は米津玄師の「海の幽霊」の 楽曲が好きで、どうしても気になって 最近映画「海獣の子供」を観た。 ジュゴンに育てられた 子供の話ということで、 印象的な絵のクオリティと 久石譲の美しい音楽が 聴けるという程度の期待で、 この映画を観たら、 甘かった。 まずは予告編をご覧いただきた ...
今日は、ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの 音楽について探究してみたい。 ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの天啓の音楽 西洋音楽史を仏法真理の視点で探究していく なかで、ギリシャ音楽の隆盛の後、 注目すべきは初期キリスト教の聖歌統一を 掲げたグレコリウス1世(在590~604) にちなんで名づけられた 「グレコリオ聖歌」が有名であるが、 その「グレコリオ聖歌」の普及に 力を尽くしたのがフランク王国のカール大帝 (シャルルマーニュ国王)と言われている。 文化の異なる広域 ...
今日は、邪気を払う除霊・浄化の音楽について 探究してみたいと思います。 現代音楽の問題点<除霊・浄化の音楽の探究> 昨今、SpotifyやApple Musicでは、 4000万曲もの曲が無料プランで聴ける ということに、改めて驚きを隠せません。 100年前に比べると、本当に 音楽を創る人も爆発的に増えて、 まさに音楽の民主主義化の時代、 娯楽として楽しむための音楽をいろんな人が創り、 それゆえに多種多様なジャンルが生まれています。 だからこそ、近代の芸術について ...
今日は「芸術の感動の源にあるものとは」について 探究してみたいと思います。 芸術の感動の源にあるものは神の光 月刊誌「are you happy?」2013年10月号は芸術特集。 そのなかで、 次のように書かれています。 「人に感動を与える芸術のもとと なっているものは、 意外にも、私は宗教だと思います。 (中略)美しい言葉が永遠に遺っている ところがあるので、宗教というのは、 芸術に極めて近いところにある ものではないか と感じている次第です。」 「芸術というのは宗教に 極めて近いもので、実は、 神 ...
今日は、音楽や歌詞が心に与える影響について探究したい。 音楽が若者の心に与える悪い影響とは 私は今までクラシックから ジャズ、ボップス、ロック、メタルまで いろんなジャンルの音楽を聴いてきたし、 このブログを読んでおられる皆様も いろんな音楽を聴いておられると思う。 その経験のなかで、 特に若い頃聴いていた音楽については、 歌詞や音の持つ波動に影響を強く受けていた と感じることがある。 具体的にはロックやメタルなのだが(笑)、 音楽の好みが変わると、というか 年を取って丸くなったから好みが ...
今日は、ベートーヴェンの「運命」に 込められた魅力について 探究してみたい。 ベートーヴェンの少年時代 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (1770年~1827年)に 神聖ローマ帝国ケルン大司教領(ドイツ)の ボンにおいて、 父ヨハンと母マリアの第2子として誕生した。 祖父ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (同姓同名)がボンの宮廷楽長として 影響力があり、ベートーヴェン一家は 祖父の援助により生計を立てていた。 ベートーヴェンの父ヨハンも宮廷歌手 (テノール)だったが、 ...
今日は、「英雄史観」と「左翼史観」について 探究してみたいと思います。 英雄史観とは何か 歴史を語るうえで、 外せないのが司馬遼太郎だと思います。 経典『司馬遼太郎なら、この国の未来をどう見るか』 のなかで、 司馬さんのことをこのように説かれています。 「司馬遼太郎は、戦後日本の左翼史観に ペン一本で英雄史観をひっさげて 立ち向かった人だった。」 (中略) (まえがきより) 「司馬さんの功績としては、 『英雄史観によって、 左翼史観と戦う勇気を与えて ...
今日は、アリストテレスと音楽について 探究してみたいと思う。 アリストテレスが説いた音楽が人格に及ぼす影響 アリストテレス(前384年 - 前322年)は、 古代ギリシャの哲学者として、 また「万学の祖」として有名であり、 プラトンの弟子、ソクラテス、プラトンと共に 西洋最大の哲学者の一人といわれる。 また、アレクサンダー大王の 家庭教師だったことも有名である。 プラトンの死後、 教え子アレクサンダーが大王に即位後、 アテナイにおいて学園「リュケイオン」を開設した ...
今日は、芸能人・女優が持つ 人を惹きつけるオーラの秘密について、 探究してみたいと思います。 芸能人・女優の醸し出す”オーラ”とは さまざまな映画などを観たり、俳優・女優を直接 観る機会があったりすると、 女優・俳優の醸し出す”オーラ”に惹きつけられ、 また圧倒的な存在感に 同じ空間にいながら不思議な感覚に打たれたりします。 この”オーラ”とは、一体何なのでしょうか? オーラというものは出したり 引っ込めたりできるものなのでしょうか。 若手俳優・女優 ...
皆様、こんにちは。 今日は、マーベル・コミックスの顔であり 数多くのヒーローを生み出した、スタン・リーについて 探究してみたいと思います。 スタン・リーの名言と伝記にみるヒーロー誕生秘話 最近、Wiredにスタン・リーの 興味深い記事が載っていました。 引用:「Stan Lee 英雄の革新―こうして、誰もがヒーローとなった」 私は、スタン・リーの経歴については よく知りませんでしたが、 どのようにして数多くのヒーローを生み出したのかには とても興味がありました。 ...
今日は、マルティン・ルターがなぜ讃美歌を 作曲したのかについて探究してみたい。 マルティン・ルターの番人司祭主義 まず最初にこちらの動画をご覧いただきたい。 マルティン・ルターは 言わずと知れた宗教改革者であり、 プロテスタントの創始者であり、 「聖書主義」「万人司祭主義」を 唱えた方として有名である。 当時のカトリック教会の免罪符を用いた 資金集めの方法に疑念を持ち、 「95か条の論題」をヴィッテンベルクの 教会の扉に貼ったところ、 その行為が当時 ...
今日は、古代ギリシャの哲学者、 プラトンと音楽について探究してみたいと思う。 私は、古代ギリシャの中でも 哲学者プラトンの時代に 非常に思い入れがある。 私塾の学園アカデメイアを開校したのが プラトンでもあるのだが、 この古代の理想の学園に、 ロマンと郷愁を感じるのは 私だけではないだろう。 ソクラテスの弟子プラトンは、 ソクラテスに10年程度師事し、 28歳の頃ソクラテスが毒杯を仰いで 刑死した。 30代では、アカデメイア設立の同士を 集めつつ、初期の対話篇を編纂していた。 ...
今日はリヒャルト・ワーグナーの 総合芸術論について探究してみたい。 ワーグナーといえば 19世紀ロマン派オペラの頂点であり、 英雄的なゲルマン神話をモチーフにした楽曲の 壮大さに聴き惚れる方も多いだろう。 ワーグナーの人生も壮絶な人生であり、 自身のオペラを自分の 想定通りに演奏するために、 当時の王の支援を得て バイロイト祝祭のオペラ劇場を 建設してしまったり、 オペラの台本もすべて ワーグナー自身が書いていた ということからも音楽に限定しない 才能が伺える。 また、2度の結 ...
今日はブラームスから学ぶ作曲における 霊感を探求してみたい。 J.S.バッハ、ベートーヴェンと並んで ドイツ音楽における三大Bとも称される ヨハネス・ブラームス。 1833年5月7日にハンブルグに生まれたが、 19世紀の音楽史において シューマンやクララ、ワーグナーなど 他の音楽家との関わり合いから、 後世への影響につながっていく様は 非常に興味深く、 また音楽史上でも系譜を継ぎつつ 高みを作った一人であると感じる。 以前書いたシューマンの記事でも紹介したが、 楽曲を発表せず実 ...
今日は、音楽の力による奇跡現象について 探究してみたいと思う。 みなさんは、ギリシャ神話の アムピーオーンをご存知だろうか。 ギリシャ音楽を探究するうちに、 ギリシャ神話に見る音楽について、 神話ではあるが一片の真理も含まれているのではないか というふうに感じたので、少し触れておきたい。 アムピーオーンのギリシャ神話にみる音楽の力 アムピーオーンの神話は、こんなストーリーである。 ゼウスとアンティオペーの双子の息子であるアムピーオーンとゼートスは、小さいうちにその命をうばおうと ...
今日は、古代ギリシャの時代背景について 探究してみたいと思う。 このシリーズで探究したいことは、 光の天使としての音楽家の生涯、 創作物としての楽曲、 そしてその音楽がもたらした影響力である。 その意味では、音楽というものを語るうえで、 その音楽の楽曲のみを聴いて語ることは、 その音楽を味わうための半分ほどしか 本当は味わっていないのではないだろうか、 という思いが湧き上がってくる。 例えば、アメリカの戦後、 ベトナム戦争が行われていた時期だからこそ ヒッピーカルチャーや反戦ソングが生まれたように、 音楽 ...
今日は、モーツァルトの死生観と フリーメイソンについて探究してみたい。 神童モーツァルトと門外不出の名曲”ミゼレーレ” 言わずと知れた大作曲家、 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト は、1756年1月27日、 ザルツブルクで生を受けた。 当時は兄弟のなかで 幼少時に亡くなった者のほうが多く、 生き残ったのは姉のナンネルと モーツァルトの2人のみだった。 父親のレオポルトも音楽家であったが、 小さなモーツァルトの 音楽の才能を見抜くと、 とても驚き、そして喜び ...