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アリオンのギリシャ神話にみる音の神秘ー音を聴き分ける海の海獣イルカとのコミュニケーション

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今日は、映画「海獣の子供」と

ギリシャ神話のアリオンと

イルカを題材に、

海の哺乳類の歌声を

探究してみたいと思う。

 

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映画「海獣の子供」にみる世界観

みなさんは、もう「海獣の子供」

というアニメは観られただろうか。

私は米津玄師の「海の幽霊」の

楽曲が好きで、どうしても気になって

最近映画「海獣の子供」を観た。

ジュゴンに育てられた

子供の話ということで、

印象的な絵のクオリティと

久石譲の美しい音楽が

聴けるという程度の期待で、

この映画を観たら、

甘かった。

まずは予告編をご覧いただきたい。

私は、この作品を観て、

魂が何かに巻き込まれたような

衝撃を受けた。

作品をまだ観ていない方向けに

ネタバレしないように書くが、

この「海獣の子供」のキャッチコピーにも

「一番大切な約束は言葉では交わさない」

とあるように、ある意味

仏教的に言えば

不立文字的な悟り、

宇宙即我の霊的感覚が

圧倒的な描写力で描かれていたのである。

私が何度かこのブログでも書いてきた、

宇宙(マクロコスモス:宇宙に内在する法則性)と

人間(ミクロコスモス:人間の魂の本質)の

同一性、宇宙を統べる調和の法則

をアニメで表現したら

こうなる、という映画だったのだ。

この映画は解釈が難解で

賛否両論あったと聞いたが、

この世界観の描写は観る価値がある。

一度は観ることをお勧めしたい。

 

アリオンのギリシャ神話にみる音の神秘

この「海獣の子供」にも出てきた

海の生物の歌声(ザトウクジラ)だが、

音楽の神秘を探究する私にとっては、

何とも興味深いものがある。

このクジラの歌は、

ある入れ子のフレーズを

繰り返すそうだ。

 

アリオンのギリシャ神話にこんなエピソードがある。

紀元前7世紀の詩人アリオン (詩人)(英語版)にまつわる話を伝えている。アリオンがシチリア島や南イタリアの音楽会から故郷に帰る際、彼の持つ報酬に目がくらんだ船員がアリオンを殺害しようとした。アリオンは死ぬ前に琴を弾かせて欲しいと願い、船員たちはこれを許した。アリオンが弾き始めると、どこからともなくイルカの群れがやってきて、曲を鑑賞した。アリオンが身を投げると、イルカがその背にアリオンを乗せて故郷に連れ帰った。イルカはその功績が称えられ星座になったとされる[1]。

引用:いるか座wikipedia、いるか座の神話

この詩人アリオンは、

美しい琴の音色(一節には歌)で

死ぬ間際に念いを込めて演奏した。

水中での音の速度は

海水面上において

大気中の速度のおよそ4倍といわれ、

クジラと同じ海の哺乳類で

人間と同じ程度の大きさの脳を

持つと言われるイルカが、

アリオンの窮地を音で聴き分け、

人間の念いを汲み取って、

身ぐるみ剥がれて身を投げた

アリオンを助けた、

という奇跡の物語だ。

 

私はここに、

神話に見る海の生物との

音によるコミュニケーションの可能性

感じずにはいられない。

 

 

 

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音波の種類による魚の飼いならしの研究

 

また、「太陽の法」に説かれている

エピソードとして、

アトランティス時代は

黄金のシャチがシンボルであったそうだ。

アトランティスの飛行船は、実に奇妙な形をしていました。直径四メートルぐらいのクジラ型の飛行船です。長さは約三十メートル。上半分に浮力用ガスがつめられ、下半分に、人間がのる。約二十人のりです。クジラ型の背中の部分には、背ビレのように銀色のピラミッドが三個ついており、これで太陽エネルギーを変換して、後尾部に送り、そこにあるプロペラをまわしていたのです。アトランティスの飛行船は、主として晴れの日しか飛ばしませんでした。旅客用機も、雨の日は欠航でした。

 また、潜水艦もありました。これは、幅四メートル、長さ二十メートルの合金属製で、外見は、シャチに似せてつくられたものです。シャチはアトランティスのシンボルでした。アトランティスという名前は、アトラスという王の名にちなんだともいわれていますが、実は「輝ける黄金のシャチ」という別の意味ももっています。潜水艦にも、例のピラミッドが三個ついており、それが、遠くから見ると、背ビレのように見えました。浮上しては、太陽エネルギーを吸収し、また潜水していました。こうして、アトランティスは、科学万能の時代を迎えたのです。

引用:『太陽の法

シャチは、

クジラ目ハクジラ亜目

マイルカ科シャチ属の海獣

と言われ、海の哺乳類である。

アトランティス文明は、

海の哺乳類をシンボルとしているように、

より深く海の神秘について

解明していたのかもしれない。

 

最後に、

黄金の法』には、

西暦2700年~2800年の予言として、

以下のように説かれている。

さらに、別の海底都市では、海底牧場を営んでいるところもあります。つまり、いろいろな魚の養殖を行っているのです。魚の養殖といっても、魚を一定の囲いのなかに閉じ込めておくのではありません。海底から突き出した十メートルぐらいの柱の上に、魚が住めるようなハチの巣状の魚用海底マンションがあります。

 そして、マンションの中央部分の広場に、一日に三回、エサが吹き出すようなシステムがあるのです。そして、エサが吹き出すときに、一定の音楽が流れるようになっており、音楽の種類によって、特定の魚が好むエサが出てくる仕掛けがしてあります。すなわち、あるメロディーを流して一定のエサを出すと、たとえば鰹なら鰹だけが、魚の海底マンションの中央部に出てくるように習慣づけられているわけです。そして、必要に応じて、一網打尽にしてしまう。この様子は、もちろん、水中カメラで映し出されております。ですから、海底都市のなかのコントロール室の人たちは、海底マンション別の光景をテレビで見ており、魚の養殖、捕獲を行うというわけです。

 この海底牧場は、若者たちの就職先としても、たいへん人気があり、先端的な産業のひとつになっているはずです。とくに、音波の種類による魚の飼いならしの研究は、先端的な学問のひとつだと言えます。魚以外にも、海草などを栽培していることは、もちろん、言うまでもありません。

引用:『黄金の法

未来文明には、

音楽によって水中の魚の

養殖や捕獲をする仕組みがある

と説かれている。

音波の種類による

魚の飼い慣らしの研究、

ということは、

音波の種類によって

魚の動きを導くことができる

ということである。

 

音の周波数と文様の神秘

 

また、「ウォーター・サウンド・イメージ

という本に説かれるように、

音は周波数によって、

様々な文様を示すことが知られている。

 

528hzの周波数の文様はこちら。

周波数によって、美しい文様や

生物の形の文様にも変化していく様が、

何とも神秘的であり、

生命の秘密の一つが

ここにあると感じる。

 

音の周波数が人間や動物に与える影響など、

まだまだ解明されていない音の神秘

たくさんあるのではなかろうか。

 

音を聴き分ける海の海獣イルカとの

コミュニケーションや

音の周波数による人間への影響など、

興味はつきない。

 

音の神秘は引き続きライフワークとして

探究していきたい。

 

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ありおん

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