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芸術文化の理念についてー「真・善・美」に関わり普遍なるものの影を宿しているか

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今日は、芸術文化の理念について

探究してみたいと思います。

 

2017年11月末に、大川隆法総裁より

「芸能と仏法真理」という

ご法話が説かれました。

(『仏法真理が拓く芸能新時代』第一章所収)

これは、真・善・美に基づく

「芸能・文化事業」の基本的理念が

説かれたという意味で、

新しい芸術文化の経営理念にも相当する

本当に重要な御法話です。

 

これから創っていく

新しい芸術文化の源流にあたる

基本的理念、経営理念として、

この考えを基にした芸術文化が

今後花開いていくのだと思うと、

いよいよ本格始動かと

ワクワクせずにはいられません。

その内容は、ぜひ

読んでいただきたいのですが、

その中で探究したい重要論点を少しだけ

取り上げてみます。

 

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その作品が「真・善・美」に関わっているかどうか

 

ご法話では、

「商業主義」の問題点として、

単に売れればいいという価値観や、

流行だけ追うと、

何が正しいのか、真理なのか、美なのか

分からないことがあると説かれました。

 

現在のハリウッド映画や

大ヒット映画が、

興行収入は大きくとも、

流行や影響力は大きくとも、

真理価値という観点から見たら

玉石混交であることは

否めません。

 

それに対して、私がご法話で

一番印象に残ったポイントとして、

次のように説かれました。

 

地上界がいくら変化しても、

あの世に還ると

天国と地獄は厳然としてある。

その作品が「真・善・美」に

関わっているかどうか。

芸術においては、

「普遍的なものの影を

宿しているかどうか」

が極めて重要。

引用:『仏法真理が拓く芸能新時代』第一章「芸能と仏法真理」

 

どんなものが流行ろうとも、

時代によって美の価値観が変化しようとも、

あの世の世界に変えれば天国、地獄を分ける

価値観は厳然としてあるということ。

時代は変わっても、変わらない

普遍的なるものの影を

宿しているかどうかが

極めて重要だということでした。

 

【芸術の基本的理念】

ポイント① 

その作品が「真・善・美」に関わっているか。

ポイント②

 普遍的なものの影を宿しているかどうか。

 

今回は、このポイント②の

普遍的なものの影を宿しているか

について少し深く探究してみたいのですが、

『幸福の科学大学創立者の精神を学ぶ2(概論)』には

次のように説かれています。

 

現代に生きるわれわれが、

普遍的な生き方をしようとするならば、

あるいは「普遍」に

触れようとするならば、

やはり、「永遠なるものの影」を

つかまなければいけません。

同時代に生きながら、

永遠なるものが存在します。

「永遠なるものの影」を見たら、

それを逃さず、

つかんで、離してはならないのです。

同じ時代に生きていながら、

永遠なるものが、一瞬、かすめること、

通り過ぎることがあります。

その永遠なるものを捉える。

あるいは、少なくとも、

その影を捉えて離さない。

永遠なるものに自分の人生の波長を

合わせようとする。

そうした努力が、

「普遍なるものへの参入」ということ

になるだろうと思うのです。

引用:『幸福の科学大学創立者の精神を学ぶ2(概論)』

 

普遍的なるものに触れようとするなら、

同時代に生きながら、

永遠なるものの影をつかむこと。

 

この世の存在は諸行無常でありますが、

時代が変わっても残り続ける

永遠なるものを捉え、

その永遠なるものの影、

その光や霊的波動や輝きを宿すということが、

普遍なるものへの参入であり、

普遍なるものの影を宿すことにも

繋がるかもしれません。

 

 

普遍なるものを作品に込める

 

また、『ユートピア価値革命』には

次のように説かれています。

 

「人のために生きる」ということを、

まったくの茶番と見て、

笑い話にしてしまうような思想が、

何ゆえに値打ちがありましょうか。

そのような生き方をしている人が、

何ゆえに、

尊敬されることができましょうか。

何ゆえに、尊敬されてよいのでしょうか。

 

 人間は、やはり、

唯一の信念を持つべきなのです。

それは、「普遍なるもの」

「永遠なるもの」に

奉仕せんとする願いです。

 

 人類の歴史は、個性を持った人々に

よってつくられてきましたが、

自分一人の命は尽きても、

人類は永い永い理想とロマンの

流れのなかを生きているのです。

引用:『ユートピア価値革命』

 

この世で自分のために

生きるのみの人生ではなく、

「人のために生きる人生」、

「普遍なるもの」「永遠なるもの」に

奉仕する人生を生きるときに、

普遍なるものの影を宿すことに

繋がるのかもしれません。

 

自分ひとりの命は尽きても、

この世の命より大切なもの、神の理想や信仰、

新世界建設のために奉仕した

人々によって創られてきたのが、

人類の歴史であったのでしょう。

人類史にそそり立つ偉人の精神は、

後の時代にも遺り、影響を与えています。

 

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対話篇には分かりやすさと言葉の美しさがある

 

そして、『大川隆法霊言全集 第39巻』

/シェークスピアの霊言

には次のように説かれています。

 

対話篇というのは以外に

普遍的な姿なのです。(中略)

普遍的なるものというのは、

やはりひとつには、

わかりやすくなければいけない。

わかりやすいというのは、

こうした対話篇で話をするということ、

これは人類の胸の奥底に、

心の奥底にのこるような、

そうした普遍性があるのです。

易しさがあるのです。

もうひとつ言えることは、

結局、美しさですね、

文学の形式の中における美しさ、

対話篇の中にも言葉の美しさ、

こうしたものがあると思いますが、

この芸術性ですね。

これがあるからこそ長く残り、

多くの人々の心を

揺り動かすことができるのです。

そうした美しさ、言葉選びの美しさ、

言葉の格調の高さ。

人の心を揺さぶるような感動的な言葉、

こうしたものが心に

残っていくわけです。

引用:『大川隆法霊言全集 第39巻』/シェークスピアの霊言

 

文学において

普遍的な姿とは対話篇であり、

分かりやすさと言葉の美しさがある

ということ。

 

これを映画に応用するならば、

人々の心を揺さぶるような感動的なセリフ

が紡ぎだせるかどうか

ということもあるかもしれません。

 

ご法話のなかでは、

真理は変わらない。

その変わらない”定理””公式”を、

映画や小説、ドラマ、芸術の中に

入れられるかどうかが大事

と説かれていました。

 

そして、人類史のなかで、

一番長く遺っている普遍的なるものとは、

宗教家や哲学者が語ってきた

真理だと思います。

 

この世の流行や商業主義に迎合せず、

いつの時代も変わらない人間の本質と

普遍的なるものの影を宿す精神性、

「真・善・美」の真理を込めた作品が

どんどん生み出されていくことを

願っています。

 

 

※本記事は、2017年12月4日に旧サイトに投稿した内容を修正・加筆したものです。

 

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ありおん

Aoide Production代表。”文化の創りかた”ブログ管理人。 Vyond、Premiere proで動画制作|HP制作|楽曲制作|ブログ|新しい文化をカタチに!仕事依頼はAoideProductionホームページをご覧ください。

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