今日は、新時代の芸術の価値基準について、探究してみたいと思います。
『 これからは、もう、単なる写実の時代でもなく、単なる色彩の時代でもない。
単なるハーモニーの時代でもないであろう。これが間違いのないことであろうと私は思います。
新時代というものは、もう、「人間の心にプラスする方向性がなければ、もはや芸術としての存立基盤があり得ない」
という時代でもありましょう。おそらく、そういうふうになります。絵画そのもののなかに、やはり、何らかの真理のよすが、悟りのよすががなければ、絵画として、意味のない、値打ちのないものとされる時代となってくるでありましょう。絵画というものは、本来、人に、神の世界を教え、生き方を教え、美とは何かを教える、そうした教育的なる役割を数多く持っているものです。こういう意味において、時代のリード役としての画家が活躍する時代が近づいているように思います。』(大川隆法著『ピカソ霊示集』より抜粋)
ここで説かれている新時代の芸術とはなんでしょうか。
「その芸術作品が、人間の心にプラスの影響を与えるか否か、が価値基準となる。」
と説かれています。
それは、すなわちその作品の霊的波動、霊的バイブレーションがどのような影響を
もたらすのか、ということが作品の価値を決める、ということです。
商業主義・流行が善なのか?
現代の芸術といわれるものの中には、奇抜なものやグロテスクなもの、
衝撃的なインパクトを狙ったものなどいろいろなものがあります。
しかし、人間の心にどのような影響をもたらすか、という観点では
評価されているようには思えません。
現在、芸術や美と言われているもののなかには、
欲望をそそるもの、狂気をおびたもの、破壊的でマイナスな感情が含まれているもの、
が高い評価を得ていたり、人々の関心を呼ぶという理由で有名になっているものもあります。
商業的価値から言えば、
人々が受け入れやすい、関心を呼ぶ作品であるかもしれません。
ただ、人間の欲望や、悪しき狂気や破壊衝動を増幅させるような作品、
そういう感情が呼び起こされるような作品には、
新時代の美の価値基準から言えば、マイナスの評価が下される、
ということです。
新時代の芸術、美の価値基準の一つとは、
「人間の心にプラスの影響を与えるもの」である
ということであり、
作品に込められた作者の念い、霊的波動が
どのようなものであるかが作品の価値を決める時代となる
ということなのです。
新時代の価値観に基づいた芸術、作品が、
数多く生み出されることを祈ります。
※本記事は、2013年2月21日に旧サイトに投稿した内容を修正・加筆したものです。
更新の励みに、ランキングに参加しています。
よろしければ、クリック応援お願い致します!