音楽の検索結果 30 件
シューマンの生涯と詩人の恋「美しい五月に」ークララとのロマンスと結婚への苦難
今日は、シューマンについて探究してみたい。 ローベルト・シューマンは ベートーヴェン亡き後、 19世紀の音楽文化を推し進めるために 尽力した音楽家である。 新しい詩的音楽の時代を理念に掲げ、 作曲活動、そして評論活動を 通して音楽のなかにある真理を探究し、 音楽を単なる楽しみや娯楽でなく 芸術理念のもとに創作した 先駆者のひとりであると言ってよい。 シューマンの生涯(前半生) 1810年6月8日、 プロイセン王国のツヴィッカウで 父アウグスト・シューマンと 母ヨハ ...
ショパンのノクターン 2 番と生涯(前半生)ーポーランド民謡の影響
今日はフレデリック・ショパンの生涯について 探究してみたい。 ショパンの生涯(幼少時)と父の教育方針 フレデリック・ショパンは1810年3月1日、 ワルシャワ郊外の小村ジェラゾヴァ・ヴォラで 生まれた。 父ミコワイと母ユスティナの間には 4人の子供に恵まれ、その中では 長男フレデリック、長女ルドヴィカ、 次女イザベラ、三女エミリアと 男一人で女兄弟が3人であった。 敬虔なカトリック信徒であった 母ユスティナから、 聖歌やキリスト教の教えなどを 教えてもらいながら成長し、 母と姉 ...
シューベルトのあだ名の変遷と性格「アヴェ・マリア」とリートの輝き
今日は、フランツ・シューベルトの歌曲 について探究してみたい。 シューベルトのあだ名と性格 フランツ・ペーター・シューベルト (1797年~1828年)は、 ウィーン郊外のリヒテンタールに、 教区の教師である父フランツ・テオドールと 料理人だった母エリーザベト・フィッツの 第12子として生まれた。 シューベルトの幼少時のあだ名は フランツルと呼ばれ、 内気で内省的な子供であった。 シューベルトは小さい頃、父テオドールから 音楽の手ほどきを受け、 家族で器楽を演奏するのが 楽しみ ...
パパ・ハイドンの性格とモーツァルトとベートーヴェン<二人の天才との関係>
今日は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンと 二人の天才、 モーツァルトとベートーヴェン について探究してみたい。 パパ・ハイドンの人生と性格 フランツ・ヨーゼフ・ハイドンは 1732年3月31日、オーストリアの ローラウという村で生まれた。 父マティアスは車大工で、 母マリアは料理女という家で、 第二子(長男)として、 愛称はゼッパールと呼ばれていた。 一日の仕事が終わると、ハイドン一家は 集まって父マティアス自慢の ハープを奏でながら、 民謡などを合唱するのが習慣だったという。 ハイドン家の子 ...
アリオンのギリシャ神話にみる音の神秘ー音を聴き分ける海の海獣イルカとのコミュニケーション
今日は、映画「海獣の子供」と ギリシャ神話のアリオンと イルカを題材に、 海の哺乳類の歌声を 探究してみたいと思う。 映画「海獣の子供」にみる世界観 みなさんは、もう「海獣の子供」 というアニメは観られただろうか。 私は米津玄師の「海の幽霊」の 楽曲が好きで、どうしても気になって 最近映画「海獣の子供」を観た。 ジュゴンに育てられた 子供の話ということで、 印象的な絵のクオリティと 久石譲の美しい音楽が 聴けるという程度の期待で、 この映画を観たら、 甘かった。 まずは予告編をご覧いただきた ...
ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」に込められた魅力と時代精神ー難聴との闘いと不屈の闘志
今日は、ベートーヴェンの「運命」に 込められた魅力について 探究してみたい。 ベートーヴェンの少年時代 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (1770年~1827年)に 神聖ローマ帝国ケルン大司教領(ドイツ)の ボンにおいて、 父ヨハンと母マリアの第2子として誕生した。 祖父ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (同姓同名)がボンの宮廷楽長として 影響力があり、ベートーヴェン一家は 祖父の援助により生計を立てていた。 ベートーヴェンの父ヨハンも宮廷歌手 (テノール)だったが、 ...
AI社会・デジタルネイチャーと信仰の未来ー「モチベーション」と「アート的な衝動」の格差について
今日は、落合陽一氏の『デジタルネイチャー』 第1章から、未来社会について考えてみたいと思う。 はじめに私のスタンスについて述べておくと、 落合陽一氏はある種の天才であり日本の 未来社会のビジョンを示しているという点で 凄い方だと思うが、あの世を信じ、 神を信じる信仰者の私としては、 人間機械論的な考え方については ある種の危機感を抱かざるを得ない。 神や心の存在を信じる人と、 感情は頭脳の作用とする人との考え方の差には 大きな隔たりがあることは事実である。 しかしながら、新時代の潮流という方向について、 ...
文化芸術創造都市構想と日本のブランド価値の最大化ー世界中の芸術家やアーティストが集う都市
今日は、文化経済戦略について探究してみたいと思う。 日本のブランド価値の最大化について 先日、とある学会で内閣参事官の方の 「文化経済戦略」についての講話を 聴く機会に恵まれた。 この日参加するまでよく知らなかったのだが、 2017年12月27日に内閣官房および文化庁が発表した、 クールジャパン戦略のアップデートにあたる 文化戦略で、各省庁の連携による特別チームにより 策定された戦略ということだった。 以下に全体像のPDFをご覧いただきたい。 文化経 ...
プロフィール
ありおん ■現在の住まい 埼玉県 ■出身地 福岡(北九州)に生まれ小6から東京(世田谷)育ち。 ■趣味 音楽を聴くこと。作曲をすること。 音楽史探究。新時代の音楽、文化を探究中。 映画を観ること。海外ドラマ(特に歴史ドラマ、SFドラマ)を観ること。 アニメを見ること。 ■仕事 Aoide Production代表。 新しい文化をカタチに! HP制作|Vyond、Premiere Proでビジネス動画制作|SNS運用代行|PC訪問サポート|音楽活動|ブログ|文化探究。 ■経歴 大 ...