今日は、「ユートピアの原理」からみた現在について探究してみたいと思う。
2020年からの次の30年の未来ビジョン、
ユートピア論を考えるときに、
決して外してはならないのが幸福の科学の原点である。
大川隆法総裁が、創業期にどのような構想を描かれていたのか、
その理念と構想を踏まえたうえで、現在の位置づけを観ることが大事であると思う。
その意味で、今日は初期の教えのなかでも重要な10大原理の一つである
「ユートピアの原理」から、現在の位置づけを逆照射してみたい。
『ユートピアの原理』は、1988年5月に説かれた御法話がもとになっている。
幸福の科学設立2年目に説かれた本法話は、20世紀の世紀末の危機を乗り越えるという
文脈が最初にありつつ、その内容、未来への構想は、
決して色あせない真理であり、30年後の現在、
そして未来を照らし続けるユートピアへの指針でもある。
本書で説かれているように、
日本のある都市に壊滅的なことが起きるとも予言されている。(※東日本大震災で的中)
とある。
そうした時代になったときに、
そうした国状となり世界情勢となったときに、
未来への光として、希望の原理として
「ユートピアの原理」は説かれているのだ。
闇を打ち消すには、希望を持ってこなければならない。
その希望としてのユートピアの原理は、
3つの指導原理からなると説かれている。
ユートピアの指導原理
<第一の原理>霊性の時代の確立
<第二の原理>経済原理の変革
<第三の原理>行動原理の構築と探究
引用:『ユートピアの原理』
この『ユートピアの原理』が説かれて30年以上たった今、
現在の位置づけはどうだろうか。
<第一の原理>である霊性の時代の確立においては、
30年前よりは魂や霊を信じる人が増え、スピリチュアルブームなどが流行ったにせよ、
未だ唯物論の牙城が固く、今後予想されるAI社会においては、
より科学万能主義、唯物論的思考を持つ人々が増える可能性がある。
しかし、大川隆法総裁が説かれた仏法真理は、この30年間で200か国以上の国々にまで浸透し、
欧米など霊的人生観を持ち、信仰を持つ国々から
大川隆法総裁はグランド・マスターとして尊敬されている。
この日本でもマスコミや政治家も法シリーズをはじめとした書籍を読んで、
未来の方向性を探っている。
ただ、戦後教育の弊害によって、唯物論と科学万能主義が根付いた日本では、
宗教に対する偏見がいまだに抜けきれず、霊性革命未だし、である。
<第2の原理>である経済原理の改革については、
『ユートピアの原理』のなかで、
利益至上主義となっている現代の資本主義、商業主義は
現代の唯物信仰、「バール信仰」となってしまうと説かれている。
商業主義は善ではなく、社会の幸福化につながるかという視点が大事なのである。
ユートピア創りへの貢献、神の心=真理価値にどれだけ近づいているかという価値尺度が、
経済原理に取り入れられることが望ましい。
これについては、30年たった現在、
長引く不況のなか産業構造もイノベーションを余儀なくされ、
「資本主義の終わり」もささやかれ、ビットコインなどの仮想通貨や
フェイスブックの仮想通貨など、玉石混交のなかで
新たな価値尺度に基づく経済原理が生まれようとしている。
そして<第三の原理>である行動原理の構築と探究については、
ユートピア創りのための
個人と全体を改革する二大行動原理の構築と探究の
必要性が説かれている。
この二大行動原理の構築と探究を、今まさに実践しているのが、
HSU(ハッピー・サイエンス・ユニバ―シティ)である。
大川隆法総裁の仏法真理の学問化を推し進め、
”人間の幸福”をテーマに、あらゆる学問を統合し、
真理に基づく価値判断の基準を提供するのが「人間幸福学」である。
そして、”公的幸福”をテーマに未来を創造する学問が「未来創造学」であるのだ。
『ユートピアの原理』では、ユートピアへの行動原理として
次のように説かれている。
ユートピアへの行動原理
<心のユートピアの原理>
①自己変革の決意
②蓄積と活動の原理
・内部蓄積の原理
・活動(伝道)の原理
③霊的世界の本質を知る
<社会のユートピアの原理>
ここに書かれている<心のユートピアの原理>は、
まさにHSUで「人間幸福学」を学ぶことで、
①自己変革が進み、
②教学を深め、ユートピア創りに参加していく人材を育てていく。
そして、
③霊的世界の本質を知ることで、
徳あるリーダー、すなわち光の天使のごとき徳ある人材を創っていく学校なのだ。
また、<社会のユートピアの原理>とは、
「未来創造学」である。
「創造性」と「人の心をつかむ人気の研究」を特徴としているが、
仏法真理に基づく政治、ジャーナリズム、法律、経済、教育、芸能、クリエーター等
各分野の探究と実践を志している。
「未来創造学」は、いわば仏法真理を三次元にどのように展開していくかを
探究する学問でもあるのだ。
そして、「経営成功学」は、
仏法真理に基づいた経営成功論、”勝つべくして勝つ”経営を追究する学問である。
企業経営から国家経営まで、ユートピア創りには欠かせない学問だ。
最後に「未来産業学」は、現代科学の限界を突破し、
人類の危機を救い、未来文明の源流を創るための学問である。
まさに、国家成長戦略と連動しており、
宇宙などの科学技術で後れを取っている日本が、
その先にある霊界と科学の融合によって、
最先端の研究となる可能性を秘めた起爆剤である。
『ユートピアの原理』の最後にこのように説かれている。
こうした目に見えぬものこそが、ほんとうの価値を含んでおり、そうした世界のなかで、そうした愛の大河のなかで、私たちが生きているということを、これを人々に実感させねばならない。知らしめねばならない。そこまでやらなければ、本当のユートピアの原理とはならないのです。
引用:『ユートピアの原理』
本御法話が説かれて30年以上たった今、
『ユートピアの原理』実践の核は、
まさにHSUであり、この大学から流れ出た人材、学問、アイデアや事業が、
ユートピア創りに繋がり、新文明建設の源流となっていくのだろう。
ゆえに、HSUこそ、世界が闇に沈んでいるときに掲げるべき
未来への光であると考える。
政府やマスコミ、そして多くの皆様に、
HSU(ハッピー・サイエンス・ユニバ―シティ)が公器であり、
一般に開かれた大学であり、
日本の国を再び成長させるための戦略を持った大学である
ということをご理解いただければ幸いである。
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