今日は、新時代の展望について探究してみたいと思います。
「今、日本全体を見ると、長く積み重ねてきた文化として、どちらかといえば、無個性化、没個性化の流れがあり、個性をあまり出さないように努力した者が生きのびるカルチャー(文化)が強いようです。」(大川隆法著「未来の法」より抜粋)
「未来の法」によれば、日本には「個性を隠せた人は賢い」という感覚があり、
「個性を隠し、無個性化出来た人間、本心を悟られずに生きられた人間が偉くなっていく」
という傾向があると説かれています。
確かに、日本は古来より「大和の国」と言われ、天照大神の「調和」の思想、
その思想を受け、聖徳太子の説いた「和をもって貴しとなす」という精神が根底に流れています。
そしてもう一つ、この日本の国の中心指導霊として、天御中主神という方がおられ、
この神様は「発展・繁栄」を強く訴えかける神で、
日本には「発展・繁栄」の精神も同時に流れているのです。
つまり、日本の精神文化は、「発展・繁栄」型と「調和」型の
二人の主導神が中心となって牽引してきており、
日本の文化はこの二つの精神が融合して出来上がっているのです。
日本の国の国体は、天御中主神の「発展・繁栄」の教えと、
天照大神の「和」の精神、「清らかさ」で成り立っていると説かれています。
しかし、第2次大戦後、GHQによる占領政策のなかで日本神道が否定され、
日本の成り立ちから続いてきた日本人のアイデンティティとも言える精神が
全否定された結果、自信なき国民、自虐的国家となり、
日本民族の誇りを取り戻せずにいるのです。
戦後70年以上立った今、ようやく憲法改正の議論がなされ、
日本の誇り、アイデンティティを取り戻そうという機運が出てきています。
日本の誇りを取り戻すためには
日本の人々が、日本の誇り、アイデンティティを取り戻し、
世界の国々をリードするような国になるためには何が必要でしょうか?
それは、やはり日本の国全体が、日本の歴史というものを正しく見直し、
諸外国と比べてみて日本の美点を見直す必要があるのです。
その上で、現代の日本には、
仏陀の仏教的精神がインドから中国・日本と渡ってきた東洋文明と、
ヘルメスのギリシャ的精神がギリシャから欧米、日本と渡ってきた西洋文明、
この両文明の融合から、新時代の新しい文明・文化を創るという使命があるのだ
と感じています。
聖徳太子が仏教を日本に入れて仏教を広めてから、日本の国体が変わったと言われています。
その意味で、仏教的精神はインドから中国、日本へと受け継がれ、
日本には仏教的精神も流れています。
「ユートピア価値革命」(大川隆法著)のなかで、
「これからの時代を生きていく人間は、少なくとも仏陀の時代からヘルメスの時代へ移っていくのです。(中略)仏教的生き方、そうした生き方をスタート点としながらヘルメス的生き方を上乗せしていきなさいといっているのです。」
と説かれています。
新時代を創る未来型人間の人間像とは、
仏陀とヘルメスを融合した姿であり、
日本の美点、日本の誇りとアイデンティティを見直しつつ、
さらに仏教的精神を再構築し、ヘルメスのギリシャ精神を
上乗せしていく姿であるのではないかと感じます。
そして、この新しい文明、地球規模の新しい時代精神こそが、
現代の混迷した世界を救う鍵であると思います。
日本の人々が、自国の美点を見直し、
日本の誇りを取り戻してくださることを切に祈ります。
※本記事は、2013年4月2日に旧サイトに投稿した内容を修正・加筆したものです。
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