元号が令和となって初めての記事。
今日は、サブスクリプション(定額課金)サービス
について探究してみたいと思う。
まずは、以下の記事をご覧いただきたい。
20、30代は洋服より消費罪悪感ないサブスク出費。
給料下がればアプリ断捨離
この記事の中では、20代、30代の
ライフスタイルが変わってきており、
消費行動がより毎月の消費罪悪感がない
サブスクリプション(定額課金)サービスを
利用している若者が増えていると書かれている。
インターネット調査のマイボイスコムが
発表しているデータによると、
なんらかの定額制サービスを利用して
いる人は全体の2割だったが、
中でも若年層の比率が高く、
10~20代男性は4割弱、
10~20代女性は3割弱が
サブスクを利用していた。
確かに、筆者は40代ではあるが、
サブスクリプションサービスを
あまり気にすることなく
利用していることに気づいた。
例えば・・
・AmazonPrime
・U-Next
・NewsPicks
・スタディサプリ
・家計簿アプリ
など。
iphoneアプリやPC動画配信サービスであるが、
結構便利で使いやすく快適なサービスもあり、
”今までのライフスタイルからもう少し快適に変えたい”
というときに、月額○百円という金額は、
心理的ハードルがほとんどなく契約して利用していた。
しかし累計にしてみれば、月額合計・・・なんと、7800円!
固定費としてみて合計すると、驚きを隠せないが、
しかし快適さを一度知ってしまった今では、
なかなか断捨離もしがたい誘惑がある。
自分自身にしてもそうなのだから、
高校時代から自分で動画を創って投稿するような
10代~20代であれば、音楽や動画など、
より快適さと自分にマッチしたサービスを
求めてサブスクリプションサービスに抵抗感なく
契約するのかもしれない。
矢野経済研究所が2019年4月に発表した
データによると、2018年の
サブスク市場は約5600億円。
5年後の2023年には、
50%増の8600億円規模にまで
膨れ上がると予想されている。
デフレ不況で消費税増税をするか
どうかと言われている今、
経済はさらに落ち込む可能性もあり、
若者~中堅層の収入も上がる見込みはあまりない。
そんな中、サブスクリプション市場は、
5年後の2023年には
1.5倍の市場規模(8600億円規模)まで膨れ上がる
との予想が出ているのだ。
では、既存の販売による消費と、
どんなところが違うのだろうか。
こちらの記事をご覧いただきたい。
高いのに人気殺到!キリンの新鮮「サブスク」
ビールが切り開く脱価格競争
これを会員制にして定期的に商品を
発送する形にすると予定数を
売れますし、新鮮な状態で
お届けできる。
定期的にお金をいただいているので、
われわれも良い意味で余裕があるんです。
逆に言うと、こういうビジネスは
サブスクにしなければ
コスト的にもしんどい。
1万人で計画しているところに予想外に
10万人来たら、もうアウトですから。
<中略>
これまでの商品の場合、商品を作って
バーンと特売をして、
そこで売れなかったら、
「ああどうしよう」となるのを
繰り返す戦いです。
お客様も「あの商品美味しかったのに、
コンビニの棚からは2週間後に
全部消えてた」とか、
よくあるじゃないですか。
メーカーがお客様の多様なニーズに
対応できなくなっている。
サブスク型にすると、そういう競争の
呪縛からはある程度離れられる。
<中略>
日常はどんな缶ビールを飲んで、
週末は何を飲むのかなどの飲用の
傾向データが絶えず取れるのですが、
「この人はこういう
ライフスタイルなので、
お酒全般や食べ物を
こうマッチングしたら
どうでしょうか」など、
幅広い提案ができます。
あのキリンが会員制で生ビールの
サブスクリプションサービスを
やっているということで、
面白いと思ったのだが、
この記事を読んでサブスクリプションサービスの
メリットを抽出してみた。
<メリット>
①会員制にすることで、
より会員のニーズに対応できる。
②レッドオーシャンの競争の呪縛から
逃れ、定期収入で計画が立てやすい。
③顧客の消費傾向データが蓄積できて、
ニーズにあった提案や、
トータルコーディネートに繋がる。
このキリンの記事を読んでも、
今の顧客は多様なニーズがあるが、
メーカー側がそのニーズに対応しきれていないと
書かれている。
顧客の多様なニーズにきめ細やかに
対応できるためには
消費傾向のデータが役立つし、
関連商品も販売できる可能性があるため、
サブスクリプションサービスは
現在の顧客のニーズに合っているのであれば、
今後もある程度伸び続けるのだろう。
もちろん、アマゾンなどのプラットフォーム側は
サブスクリプションでなくても
消費傾向の提案で売り上げが伸びるのかもしれないが、
どちらにしろ会員登録+定額制の魅力的な
囲い込みサービスができれば、
顧客離れを起こさずニーズを満たし続ければ
時流にあったサービスが提供できるかもしれない。
今後も動向をウォッチしていきたい。
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